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創業約60年の札幌の老舗銭湯「富美の湯」が、個室サウナとしてリニューアル。9月23日オープン

by furosauna

札幌の創業約60年の元銭湯「富美の湯(ふみのゆ)」が、個室サウナ施設「フミノサウナ」として2022年9月23日(金・祝)にリニューアルオープンする。同施設内には飲食店「SORA KAZE(そらかぜ)」が併設される。

富美の湯は、設備の老朽化とコロナ禍での客数減少を受け銭湯としての営業を終了し、昨今市場が拡大するサウナ施設に事業を転換。銭湯時代に担ってきた地域の憩いの場として、今後も地域コミュニティに力を入れる。


まちの銭湯をとりまく環境


全国の銭湯の9割が加入する「全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会」(全浴連)によると、連合会加入施設数はピーク時の1968年から2022年にかけて約90%近く減少。札幌市の場合、1971年時点でおよそ1,000軒あった銭湯が、2022年には約30軒にまで減少しているという。

その理由としては一般家庭の住環境にある。富美の湯が創業した約60年前は、一般的な住宅には入浴設備がない時代。銭湯は地域住民にとって毎日のお風呂場として利用されていたが、家庭にお風呂が設置されることが当たり前になるにつれて銭湯の客数は減少していった。


銭湯「富美の湯」を閉業し、個室サウナ施設「フミノサウナ」へ


当施設は、長年使用してきた設備の老朽化と、コロナ禍での客数の減少をきっかけに、2020年12月末に銭湯としての営業を終了。昨今のサウナ市場の拡大、コロナ禍により「三密回避」「ソーシャルディスタンス」の意識が消費者に定着したこと等を受け、個室サウナ施設としての事業転換となった。

銭湯時代に担ってきた地域住民の憩いの場としての役割は今後も継承したいとの想いから、サウナ利用客だけでなく誰でも利用可能な飲食店を併設。地域コミュニティに貢献できる施設を目指すという。

銭湯「富美の湯」(写真右)を閉業し、個室サウナ施設「フミノサウナ」(写真左)へ
個室サウナ「フミノサウナ」内観
個室サウナ「フミノサウナ」内観
併設飲食店「SORA KAZE」内観
併設飲食店「SORA KAZE」内観

個室サウナ施設「フミノサウナ
・所在地:北海道札幌市白石区菊水上町3条2丁目52ー143
・営業時間:10:00-24:30 最終受付22:30
・料金:1室120分貸切 1名2,600円〜
・設備:全6室(1-3名用4室、1-4名用1室、1-7名用1室) うち2室に水風呂完備

併設飲食店「SORA KAZE」
・所在地・営業時間:フミノサウナに準ずる
・フード:鉄板を使用した串焼き、グリルチキントースト、ホルモン焼きなど
・ドリンク:サウナーの定番ドリンク・オロポのほか、オリジナルドリンク『フミノチル』など

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