
アニメ×サウナという組み合わせは、もはや一発ネタではない。
「ラブライブ!シリーズ×サウナ・岩盤浴施設コラボ『ラブライブ!サウナ』」の第1弾開催が発表された。第1弾は「ラブライブ!スーパースター!!」とのコラボで、Liella!メンバーのサウナ描き下ろしイラストグッズの販売と、Liella!の楽曲を流しながら行うミュージックロウリュ(岩盤浴)の実施が決定している。
開催期間は2026年6月4日(木)から6月26日(金)。東京・千葉・茨城・埼玉・岐阜・大阪にまたがる全11施設での展開となる。
「ミュージックロウリュ」が意味すること
今回のコラボの中心にあるのは、グッズ販売だけではなく「体験としてのサウナ」を組み込んでいる点だ。ロウリュはフィンランド式サウナの核であり、熱したサウナストーンに水をかけてスチームを生み出す行為を指す。それをアウフグースのように熱波として提供しながら、BGMに「Liella!」の楽曲を使用するという今回の演出は、サウナ体験に「聴覚」という新しいレイヤーを加えている。
サウナ業界では近年、施設の差別化においてBGMや照明・香りなど「非温度」の感覚要素を取り入れる動きが広がっている。大型商業施設系の温浴スパでは音楽イベントとのタイアップが増え、インバウンド対応の施設でも体験のシアター化が進んでいる。その文脈で見ると、今回のコラボはアニメIPとサウナ体験の「本気の統合」として業界的にも注目に値する試みだ。

11施設という規模が語ること
参加施設は稲城天然温泉 季乃彩(東京)、南柏天然温泉 すみれ・佐倉天然温泉 澄流・湯舞音 袖ケ浦店・湯舞音 市原ちはら台店(千葉)、湯舞音 龍ケ崎店(茨城)、YUBUNE SAUNA PARK はにゅうの湯(埼玉)、湯どころ みのり(岐阜)、COCOFURO たかの湯・COCOFURO かが浴場(東京)、COCOFURO おおみね湯(大阪)の計11施設。
注目すべきはCOCOFUROブランドの3施設が含まれていることだ。COCOFUROは都市型の銭湯リノベーション路線で知られ、若年層・サウナ目的来訪者の取り込みに積極的なブランドだ。
湯舞音シリーズはロードサイド型温浴の代表格であり、ファミリー・郊外在住層へのリーチが強い。単一チェーンではなく複数の異なる客層を持つブランドを横断した展開は、「サウナ×アニメ」の市場規模を試す実験としての意味も持つ。

「ラブライブ!サウナ」はどんなサウナーにお勧めか
第一に、ラブライブ!シリーズのファンであることは前提として、ふだんあまりサウナに来ない層にとっては「理由」になる。推しのイラストグッズを手に入れるために施設を訪れ、その流れでサウナや岩盤浴を体験する——いわば「コンテンツ起点のサウナデビュー」として機能しうるイベントだ。
一方で、ふだんからロウリュやアウフグースを楽しんでいるサウナーにとっては、楽曲という新しい文脈でいつもの熱波体験がどう変わるかを試す機会になる。「推しでととのう」という言葉が冗談ではなく体験として成立するかどうか、確かめにいく価値はある。

コマシ
サウナのBGMは「邪魔」か「演出」かで意見が割れるサウナ界隈だが、推しの曲ならその議論が吹き飛ぶ人は確実に存在する。アニメ×サウナというコラボが「グッズだけで終わらず、熱波体験を核に置いてきた」のはサウナーにとっても嬉しいんじゃないかな。
COCOFUROやはにゅうの湯のように、サウナ体験の質にこだわる施設が名を連ねているのも、単なるタイアップ商売と切り捨てられない理由だ。ふだんサウナに縁がないラブライバーの友人を、今夏だけは誘える口実ができたね。
ラブライブ!シリーズ×サウナ・岩盤浴施設コラボ「ラブライブ!サウナ」第1弾(ラブライブ!スーパースター!!コラボ)
開催期間:2026年6月4日(木)〜6月26日(金)
内容:Liella!描き下ろしイラストグッズ販売、ミュージックロウリュ(岩盤浴)実施
参加施設:稲城天然温泉 季乃彩(東京都稲城市)/南柏天然温泉 すみれ(千葉県流山市)/佐倉天然温泉 澄流(千葉県佐倉市)/湯舞音 龍ケ崎店(茨城県龍ケ崎市)/湯舞音 袖ケ浦店(千葉県袖ケ浦市)/湯舞音 市原ちはら台店(千葉県市原市)/湯どころ みのり(岐阜県羽島郡岐南町)/YUBUNE SAUNA PARK はにゅうの湯(埼玉県羽生市)/COCOFURO たかの湯(東京都大田区)/COCOFURO かが浴場(東京都北区)/COCOFURO おおみね湯(大阪府大阪市平野区)
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