
大手ビジネスホテルチェーンが「サウナで勝負する」と宣言し始めている。その最新事例が、香川県観音寺市だ。
株式会社リブ・マックスは2026年6月30日、「リブマックスリゾート観音寺」を開業する。全国207店舗を展開する同社が今回とくに強調したのは、温浴施設の拡充、そしてサウナ環境の「強化」だ。地方リゾートホテルにおいてサウナを主軸のコンテンツと位置づける動きは、業界の文脈でいえばまだ新しい。
「サウナに本気」と明言したチェーンホテルの意味
大手チェーンがサウナを強化する流れ自体は珍しくなくなってきた。大浴場・サウナ付きビジネスホテルとして支持を集める場所も多く、近年もサウナ設備を整えるケースが増えている。
その中でリブマックスが今回打ち出したのは、単なる設備追加ではなく「リニューアルによるサウナ環境の充実・強化」という能動的な姿勢だ。”ととのう”を追求した空間づくりという表現を使っている点に、同社のサウナへの本気度が滲む。「サウナが使えます」ではなく「サウナで勝負します」という宣言に近い。

チェーンホテルがここまで明示的にサウナにコミットする姿勢は、日本のサウナ文化が「施設側の売り文句」から「宿泊選択の決め手」へと変化していることを示していると言えるだろう。

観音寺という立地が持つポテンシャル
観音寺市は、香川県の西端に位置する人口約5万人の地方都市だ。知名度だけで見れば派手さはないが、父母ヶ浜は今や国内屈指のフォトジェニックスポットとして訪日外国人にも広く知られ、銭形砂絵という唯一無二の文化資源もある。瀬戸内特有の穏やかな気候と海岸線は、サウナ後の外気浴との親和性が高い。
波音と潮風の中で外気浴をする体験は、都市型サウナでは絶対に再現できない。リゾートホテルがサウナ強化を打ち出す上で、この立地は機能的に大きな武器になりうるだろう。

天然温泉については、地下深くから汲み上げた源泉を大浴場に使用するとのこと。湯量の豊かさと肌あたりの柔らかさを特徴として挙げており、水風呂との温冷交代浴との相性も期待できる構成だ。

地域食材と「旅のととのい」という概念
本施設では、瀬戸内の漁港で水揚げされた魚介類や香川県産食材を活かした料理を提供する。サウナとフードの掛け合わせはここ数年で急速に注目されており、「ととのった後に何を食べるか」は施設選びの重要な軸になりつつある。地産地消の食を組み合わせることで、「その土地でしか体験できないサウナ旅」という価値が成立する。


「リブマックスリゾート観音寺」はどんなサウナーにお勧めか
都市型サウナに通い慣れた中上級者で、「旅としてのサウナ」を求めている人に特に向いていると言えるだろう。
サウナ単体のスペックより、外気浴の環境・食・温泉の三位一体を重視するタイプ。また、ファミリーや旅行同行者がいる中で「自分だけがサウナ好き」という場面でも、カラオケやゲームコーナーなどの設備があるため同行者を退屈させにくい。
四国遍路の文化圏を含む周辺観光と組み合わせたいソロ旅派にも、一考の価値がある。




ジョー
ホテルが「サウナを頑張ります」と言うと、ワクワクドキドキが止まらなくなる。今回の「リニューアルによるサウナ強化」は旅行でも出張でも嬉しい選択肢だ。
瀬戸内の潮風の中で外気浴ができるなら、それだけで都市サウナには出せない価値がある。父母ヶ浜に夕日を見に行く前後に入りたい。
リブマックスリゾート観音寺
所在地:香川県観音寺市池之尻町1101-4
開業日:2026年6月30日
客室:和室・洋室・和洋室・特別室・ユニバーサルルーム対応
温浴:天然温泉大浴場・サウナ(強化予定)
館内設備:売店・ランドリー・ゲームコーナー・カラオケルーム
公式サイト:https://www.livemax-resort.com/