佐賀・呼子、鯨の潮吹き再現！日本初のサウナ体験「JIN6サウナ」11月オープン

佐賀県唐津市呼子町に、新感覚のサウナ施設「JIN6サウナ」が2025年11月28日にグランドオープンした。鯨・イカ・窯をテーマにした3つの個性的なサウナと、呼子の海を一望できる水風呂、そして宿泊施設を併設する総合型サウナリゾートだ。

呼子ならではの3種類のサウナ体験できるJIN6サウナ

まず注目すべきは、呼子の鯨文化を体現した「鯨サウナ」だ。小さな噴水が常に立ち上る幻想的な空間で、30分に一度の「潮吹きタイム」では、日本初となる鯨の潮吹きを再現したロウリュが楽しめる。加えて、噴水の水がストーブにかかり、風と水が身体に向かって吹き上がる演出は圧巻である。

次に、「イカサウナ」は柔らかな曲線デザインと港町を一望する大窓が特徴だ。実際、30分に一度のオートロウリュでは海藻やハーブの香りが広がる。同時に、アミノ酸豊富なイカ墨エキスも蒸気として放出され、美髪・美肌効果が期待できる。

そして、「唐津焼 窯サウナ」は唐津焼の窯で使われていたレンガを活用した空間だ。阿蘇の黄土に唐津の土を混ぜ合わせ、唯一無二の質感を実現している。さらに、高速循環する唐津茶のセルフロウリュにより、香りと熱が優しく身体を包み込む。

海を体感する水風呂と休憩スペース

サウナ後のクールダウンにも、呼子ならではの工夫が凝らされている。まず、「空中水風呂」はガラス張りの槽が空に浮かぶように設計されており、港を背景に海に漂うような浮遊感が味わえる。14〜16℃の冷たい水が心地よく身体を整えてくれる。

また、「イケス水風呂」は実際のイカ生簀を活用した施設だ。荒波と凪をイメージした2種類の水流・温度が交互に訪れ、まるで海に漂うような感覚が得られる。さらに、シングル水風呂（10℃以下）と25℃前後の水風呂による冷々交代浴も可能だ。

休憩スペースとしては、「深海ルーム」が印象的である。深海の静けさを再現した暗がりの空間で、日本初導入のウォーターベッドが身体を優しく支える。その他、「展望デッキ」では呼子の港と空を一望でき、「足腰湯」では下半身を温めながら上半身は潮風にあたる新感覚の温浴が楽しめる。

全室オーシャンビューのホテルと古民家宿

JIN6サウナの上階には「中尾甚六HOTEL」が位置する。全室オーシャンビューで、朝夕に移ろう潮の色や漁船の往来が滞在の記憶を彩る。

加えて、町に点在する古民家宿も魅力的だ。築100年ほどの建物を丁寧にリノベーションし、伝統建築の迫力と現代の快適性を融合させた。まるで暮らすように呼子を体験できる宿泊スタイルである。

なお、宿泊予約は2026年1月30日以降のご宿泊分から受付が開始されている。

鯨の町興しプロジェクトの一環

JIN6サウナは、「鯨の町興しプロジェクト」の一環として誕生した施設だ。呼子は日帰りでは見えない魅力があり、朝夕の港の表情や町に流れるゆったりとした時間こそが旅の価値となる。サウナ体験と合わせて、呼子に滞在するからこそ出会える感動を多くの人に届けたいという思いが込められている。

JIN6サウナ / 中尾甚六HOTEL

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🕒️2025.11.6

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