
渓流を望む絶景サウナが山中温泉「白鷺湯たわらや」に登場
石川県加賀市の山中温泉に位置する創業800年の老舗旅館「白鷺湯たわらや」が、2025年11月、大浴場「河鹿」に新エリアをオープンした。渓流「鶴仙渓」を一望できるフィンランド式サウナ、水風呂、半露天風呂を備えた贅沢空間だ。
従来、同旅館はプライベートサウナ付き客室を展開し、多くのメディアで取り上げられてきた。しかし「大浴場にもサウナを」という宿泊客の声を受け、今回のリニューアルに至った。


サウナから温泉まで「究極の導線」
最大の特徴は、サウナ・水風呂・外気浴チェア・温泉が1か所に集結している点だ。それぞれの施設が数歩以内で移動できる設計となっており、スムーズな動線を実現している。
まず、10名でも広々と使えるフィンランド式サウナで汗を流す。木の香りが心地よく漂う室内からは、北陸の景勝地「鶴仙渓」の絶景が広がる。
次に、サウナを出てすぐ横にある冷えた水風呂へ。そして森林に囲まれた外気浴スペースで、渓流の瀬音を聴きながらインフィニティチェアに身を委ねる。大自然と一体化したような”ととのい体験”が可能だ。
さらに、サウナの目の前には大きな半露天風呂を配置。歴史ある山中の湯にゆっくりと浸かれる。日中は四季折々の鶴仙渓の自然美、夜は九谷五彩をイメージしたライトアップが楽しめる。
シャワーブースや給水スポットも完備しているため、途中で外に出ることなくサウナを存分に満喫できる環境だ。
なお、向こう岸に遊歩道があるため、本エリアは湯あみ着を着用しての利用となる。




冬季限定「加能ガニ」懐石で五感を満たす
同旅館では11月から、冬季限定で地蟹(加能ガニ)をふんだんに使った懐石料理も提供開始。のどぐろの宝楽焼や能登牛など、石川の高級食材を贅沢に使用した特選会席に加え、地元の銘酒と合わせて味わえる。
サウナで心身を整えた後、加賀の旬の味覚を堪能する。まさに五感を満たすウェルネス旅が実現する。


白鷺湯たわらや、地域の魅力を発信する「山中温泉のショールーム」
白鷺湯たわらやは「山中温泉のショールーム」を目指している。伝統を守りつつ、時代のニーズに応える新たなチャレンジを続けることを大切にしているのだ。
館内には山中温泉縁起絵巻や山中漆器と地酒のコラボレーションなど、地域に眠る魅力が随所に散りばめられている。
鎌倉時代創業、36代を誇る老舗旅館が、革新と伝統の融合で新たな温泉体験を提供する。


白鷺湯たわらや
所在地:石川県加賀市山中温泉東町2丁目へ1
公式サイト:https://www.tawaraya.co.jp/