
岐阜・多治見に日本独自の「ワノサウナ」が誕生
岐阜県多治見市の温浴施設「天光の湯」が、2026年3月に新エリアをオープンする。注目すべきは、施設が独自開発した「ワノサウナ」だ。このサウナは、日本の伝統と革新を融合させた3種類のオリジナル設計となっている。
運営する株式会社平田工業は、天光の湯20周年記念プロジェクト第二弾として、このアウトドアサウナ事業を展開。さらに、京都の絵描きユニット「だるま商店」とコラボレーションし、視覚からもととのう空間を創出する。
「ととのい難民」解消への挑戦
近年のサウナブームにより、人気施設は混雑が常態化している。そのため、静かに自分と向き合う時間が取れない「ととのい難民」が増加している実情がある。
天光の湯も2023年10月のリニューアル後、週末を中心に混雑が発生。そこで、既存施設の増築と裏山の開拓、屋上活用により、新たなサウナエリアの開発に踏み切った。
サウナを「輸入文化」から「輸出文化」へ
支配人の山田正法氏は、プロジェクトの背景をこう語る。日本はラーメンやカレー、ウイスキーなど、外来文化を独自に進化させてきた。同様に、サウナも日本独自の進化を遂げる可能性がある。
現代日本のサウナ文化は、フィンランドやドイツからの輸入が主流だ。しかし、奈良時代には「蒸し風呂」という温浴文化が存在していた。今回のプロジェクトでは、日本の気候風土、素材、精神性を融合。世界へ発信できる日本由来のサウナを目指す。

三つの「ワ」を体現する3種のサウナ、ワノサウナ
「ワノサウナ」は、和(調和・平和)・輪(交流・繋がり)・我(自分を見つめる心)という三つの「ワ」がテーマだ。形状と素材にこだわった3種類を展開する。
ワノサウナ 瓦 -kawara-
八角堂の社寺を思わせる佇まいが特徴的だ。中央のストーブを囲んで座るレイアウトにより、熱の中心を静かに感じられる。壁面には大きな絵画が展開され、神秘的な没入空間を演出する。


ワノサウナ 珠 -tama-
球体という独特な形状により、まるで宇宙を漂うような浮遊感を味わえる。中央のストーブに向き合って座り、放射状に落ちる熱を全身で浴びる。直線や角を排除した設計が、包まれるような心地よさを生み出す。


ワノサウナ 樹 -itsuki-
横たわる巨木のようなフォルムが印象的だ。唯一、室内の両端に薪ストーブを搭載。力強い炎のゆらぎや薪がはぜる音、立ち上る熱を全身で体感できる設計となっている。


絵師「だるま商店」とのコラボレーション
クリエイティブパートナーには、京都の絵描きユニット「だるま商店」を迎えた。筆と墨に極彩色を融合させる彼らの作品は、古典的でありながら新しい日本美を表現する。
神社仏閣への奉納実績を持ち、フェラーリやAppleともコラボ。その世界観は国内外で高い評価を得ている。サウナ内には、だるま商店の絵画があしらわれ、視覚からもととのいを助長する仕掛けだ。


2月16日よりクラウドファンディング開始
プロジェクトへの支援を募るため、Makuakeでクラウドファンディングを実施。プレオープン招待券や、だるま商店コラボの限定ステッカー付きグランドオープン利用券などを用意している。
リターン品には、オリジナルサウナハットやサンダル、記念木札なども含まれる。プレオープンは2026年3月5日から3月23日まで実施予定だ。
天光の湯は2023年10月にリニューアルし、サウナ・水風呂・外気浴を大幅強化。今後も「ととのい難民ゼロ」を目標に、施設を進化させていく方針だ。
ワノサウナ(SAUNA&SPA 天光の湯)
所在地: 〒507-0818 岐阜県多治見市大畑町6-105-1
開業日: 2006年6月
Makuake公開期間: 2026年2月16日〜4月29日
プレオープン期間: 2026年3月5日(木)〜3月23日(月)
URL: https://tenko-spa.jp
プロジェクトページURL: https://www.makuake.com/project/tenko-mandara/