
いわき市に待望のサウナ付き温浴施設「時の湯」が誕生
福島県いわき市に、天然温泉とサウナを楽しめる新しい温浴施設が登場する。株式会社ベガスベガスが運営する「時の湯」だ。2025年12月11日のグランドオープンに向けて、地域住民からの期待が高まっている。
実は、この施設は2023年に閉店した温浴施設を事業承継したもの。そのため、工事期間中から「いつオープンするの?」という声が相次いでいた。特にいわき市は温浴施設が少ないエリアだ。地域のニーズに応える形での再始動となる。
サウナで「ととのう」体験を昭和レトロ空間で
注目すべきは、施設全体を貫く「昭和ノスタルジー」というコンセプトだ。築18年の建物が持つ風合いを活かしたリノベーションを実施。まるで、タイムスリップしたかのような空間が広がる。
館内には独特の風合いを感じるポスターや看板風の装飾が並ぶ。さらに、アンティークな内装の喫茶エリアも用意されている。懐かしい街角を再現したコーナーまであり、サウナで汗を流した後の休憩時間も楽しめる設計だ。
一方で、広間には立体感を取り入れ、モダンさも演出している。したがって、若い世代にも新鮮な体験を提供できるだろう。



地域に寄り添う「葉山食堂」と「龍ヶ城」
サウナ後の食事も充実している。館内の食事処は「葉山食堂」と名付けられた。所在地である葉山の名を借りた命名だ。【おなかも心もいっぱいに】をキーワードに、懐かしさと人情味あふれるサービスを提供する。
また、喫茶エリアは「龍ヶ城(りゅうがじょう)」という名称になっている。これは、いわき市の史跡・磐城平城の愛称を使用したものだ。歴史ある名に恥じない味わいを大切にしているという。


「時の湯」を運営するベガスベガス、福島への思い
運営するベガスベガスは、1964年に山形県で創業したエンターテインメント企業だ。創業期には福島県内にもゲームセンターやパチンコホールを出店していた。同社の成長の礎となる経験を積んだ地域である。
その後、一時的に福島県を離れたものの、2025年に再びご縁を結ぶことができた。東日本大震災からの復興で近代的な建物が増える中、安らげる場所が求められていると同社は考えている。サウナと温泉、そして昭和の温もりで、地域に貢献する姿勢が明確だ。



家族で楽しめる「時の湯」の料金設定
料金体系も魅力的だ。平日は大人970円、土日祝は1,200円とリーズナブル。したがって、サウナ好きの方も気軽に通える価格帯である。
さらに、エアコン・テレビ完備の6畳間の貸座敷もある。90分1,200円で利用可能だ。家族やグループでゆっくり過ごすのに最適だろう。

営業時間と無重力マッサージ
温泉とサウナは朝8時から夜24時まで営業する。ただし、グランドオープン当日の12月11日のみ9時開店となる。最終入館は23時だ。
フードは11時から22時まで提供される。リラクゼーションは9時から24時まで対応しており、最終受付は23時だ。
なお、12分300円の無重力マッサージも利用できる。サウナで整った後のリラクゼーションとして人気を集めそうだ。


アクセス良好な立地
JR常磐線「泉駅」から車で5分という好立地も魅力である。そのため、地域住民だけでなく、遠方からのサウナ愛好家も訪れやすい。
「時の湯」は、祖父母が語る思い出、幼少期の記憶、そして次世代への継承という物語を込めた施設だ。門をくぐった瞬間から「あの頃」の懐かしくて新しい思い出が始まる。
天然温泉 時の湯
| 所在地 | 福島県いわき市葉山2丁目25-1 |
| アクセス | JR常磐線「泉駅」より車で5分 |
| 電話番号 | 0246-84-1012 |
| グランドオープン | 2025年12月11日(木) |
| 公式X | https://x.com/tokinoyuiwaki |
営業時間
| 施設 | 営業時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 温泉 | 8:00~24:00 | 最終入館23:00 ※12/11のみ9:00オープン |
| フード | 11:00~22:00 | ラストオーダー21:30 |
| リラクゼーション | 9:00~24:00 | 最終受付23:00 |
料金表
| 区分 | 平日 | 土日祝 |
|---|---|---|
| 大人(中学生以上) | 970円 | 1,200円 |
| 小人(3歳以上~小学生) | 350円 | 450円 |
| 幼児(3歳以下) | 無料 | 無料 |
その他料金
| 貸座敷(6畳間・90分) | 1,200円 |
| 貸座敷延長(30分毎) | 400円 |
| 無重力マッサージ(12分) | 300円 |
※貸座敷はエアコン・テレビ完備 ※延長は後に予約がない場合のみ受付