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東道後のそらともりに音響サウナ『LUMO SAUNA』11月28日オープン

by furosauna

愛媛県松山市の温浴施設「東道後のそらともり」が、男性大浴場のサウナを全面刷新する。2025年11月28日(金)、新たに『LUMO SAUNA(ルモ サウナ)』としてリニューアルオープンだ。

今回の最大の特徴は、国内でも稀少な音響システムの導入である。サウナ音楽家・とくさしけんご氏とWHITELIGHTの共同開発により、合計3つの音源がレイヤー状に重なり合う立体的な音響空間を実現した。さらに、サウナの前室専用の音楽も用意されている。

この音楽は特別な設計がなされている。最初に再生した状態に戻るまで102.0333日かかる仕組みで、訪れるたびに異なる音の重なりを体験できるのだ。したがって、サウナの反復性や季節の巡りに寄り添う演出となっている。

伝統工芸とテクノロジーの融合

音響体験を支えるのが、愛媛県・内子町の作家・児玉惇平氏が制作した特注の反射板である。和蝋燭の燭台づくりの伝統を受け継ぐ同氏は、5枚の反射板をレイヤー状に重ね合わせた完全オリジナル仕様を生み出した。これにより、繊細な音と熱の巡りが実現している。

加えて、自社開発のアロマオートロウリュウ装置も導入された。高所からシャワー状にアロマ水を放出し、サウナ室全体へ香りを豊かに広げる仕組みだ。光に照らされて降り落ちる水の煌めきは、視覚的な演出も担っている。

一方、外気浴エリアも『THE SOUND』として全面リニューアル。音響体験を取り入れることで、サウナ後の休息品質を向上させた。

なお、「LUMO」はフィンランド語で「魅惑」を意味する言葉である。

サウナ体験の多様化を推進

そらともり株式会社は、昨年もサウナ関連の新規開発を進めてきた。サウナ付き客室『サウナスイートARCH(135)』と『サウナスイートMERI(131)』を含む新客室5室をオープンし、宿泊体験の幅を広げている。

同施設は「氣養生」をコンセプトとする複合型温浴施設だ。美肌の湯として知られる天然温泉(アルカリ性単純泉pH9.2)を、大浴場や全30室の温泉露天風呂付き客室で楽しめる。


東道後のそらともり 

住所:愛媛県松山市南久米町3番地1
電話:089-970-1026
公式サイト:https://soratomori.com/

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