奇行か、新次元の悟りか?サウナ室で「無言で笑う」と寿命が延びる?秋の夜長に試すべき“無声爆笑ヨガ”の超効果

by furosauna

第2章:静寂の聖域「サウナ」と「笑い」の禁断のマリアージュ

サウナの本質とは何か。極端に言えばそれは、「強制的な生と死の体験」だ。

灼熱の室温で「もうダメだ」という死の予感に晒され、水風呂で「生き返った」という生の歓喜を得る。そして、外気浴で「生かされている」という感謝の念(ととのい)に包まれる。

この究極の非日常空間に、「無言の笑い」という、さらに異質なファクターを投入すると、何が起きるのか?

サウナ室で無声爆笑ヨガを実践する方法

筆者はこの奇行を実践するため、あるサウナ施設で検証を重ねた(※もちろん、周囲に最大限配慮し、誰もいないタイミングを見計らって)。

実践プロトコル

通常通り入室し、まずは瞑想(無心)の状態へ/サウナ室の熱に身体を馴染ませ、心を静める。
儀式開始(フェーズ1:予備笑い)/口角を上げ、まず「にやにや」する。この「ニヤニヤ」は、誰にも悟られてはならない。「この世界の秘密を知ってしまった」という優越感に浸るニヤニヤがベスト。
儀式本番(フェーズ2:無声爆笑)/口は閉じたまま、あるいは軽く開くだけで、「ハッ、ハッ、ハッ」という呼吸音を、身体の奥深く(腹筋)だけで発生させる。決して、喉から「アハハ」という音を出してはならない。呼吸は浅く、速く、腹筋を激しく震わせる。
笑いの伝播(セルフ)/最初は作り笑いでも、サウナの熱と、腹筋の振動、そしてエンドルフィンの分泌によって、次第に本当に面白くなってくる。これが「笑いの伝播」の自己完結型。
解放(フェーズ3:緩やかな停止)/苦しくなったら、深呼吸に戻し、笑いの震動を止める。熱さと笑いによって、身体は既に極限状態。

ぶっ飛び検証結果:笑いと熱のデュアル・アタック

この「無声爆笑ヨガ」を3セット繰り返した結果、筆者の身体に起きた変化は、従来のサウナの比ではなかった。

項目 通常サウナ体験との比較 考察
発汗量 1.5倍に増加 腹筋運動と呼吸筋の活性化により、代謝が強制的にブーストされたため。
心拍数 若干高めに推移 笑いの運動効果が加わったため。しかし、恐怖感や不快感はなかった。
水風呂の感覚 冷たさが「快感」に昇華 究極の「動」の後に訪れた「静」のため、よりコントラストが際立った。
外気浴(ととのい) 新次元の「悟り」 もはや「ととのい」ではない。精神的な高揚感と、全身を支配する多幸感が異常なレベルに達し、「人生の全ての悩みは些事である」という悟りの境地に達した。
持続性 翌日も効果が持続 翌日の仕事中に、常に「笑いの名残」のような多幸感が持続。

結論として、サウナの熱による物理的なデトックス(デトックス)と、「無声笑い」による化学的なデトックス(ストレスホルモンの排出)が同時発生し、相乗効果を生んでいたと考えられる。まさに、「肉体と精神の同時デトックス」

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