G.G.佐藤流「ととのい」の極意!ビジネスパーソンに伝えたいこと
——G.G.佐藤流“ととのい方”をぜひ。
僕はとにかく空腹でサウナに行きます。その方が極限に追い込めるし、ととのいやすい。水分は2リットルくらい持ってガブガブ飲む。
流れは「湯船→ストレッチ→サウナ→水風呂→休憩」を3〜4セット。途中で塩サウナや激冷たい水風呂も挟む。で、その日の自分の状態に合わせて施設を選ぶのが大事。これが僕の極意です。

——もはや“極限マニア”なG.G.さんらしい(笑)。そんな極限状態のG.G.さんからみなさんにメッセージを!
人生は思った通りにはいきません。でも“やった通り”にはなる。だからまず動くことです。やらなかった後悔は、ただ「やらなかった」という事実だけが後悔とともに残ります。でも、やった後悔って、結果がネガティブでも「やった」という事実があることで後悔から別の感情に変わって、次のエネルギーにもなる。サウナも仕事も同じ。動いた人だけが味わえる世界です。
僕自身、五輪のエラーや引退後の迷走で「動けなかった」時期もありました。でもサウナに入って「今ここ」に集中するようになってから、自然と次の一歩が出せるようになった。だからこそ、忙しいビジネスマンや日々の生活に疲れた人にもサウナをオススメしたいんです。
僕はサウナに裏切られたことが一度もない。だから皆さんも“ととのい”を武器にして、仕事や人生の逆境を跳ね返してください。
——いいことも悪いことも「やった通りになる」。動くからこそ結果が出る。これ明日から会議室に貼りたい(笑)。本日はありがとうございました!

G.G.佐藤さんにとってサウナは、単なる健康法ではなく「逆境を乗り越えるための装置」だった。熱と冷たさの極限を通じて「今、ここ、自分」に戻り、本当に大事なものを見つける。その考え方は、仕事に追われるビジネスパーソンにこそ必要かもしれない。
北京五輪のエラーを振り返り「もしあのときサウナがあれば」と語る言葉は重い。けれどその悔しさがあるからこそ、今こうして逆境とサウナの相関性を熱く語れるのだろう。人生にエラーはつきもの。そのエラーもサウナがあるから自分の糧にできるのかもしれない!
会議室で頭を抱えるより、まずはサウナで汗をかく!水風呂で叫びそうになりながら「俺、生きてる!」と実感する。その先で、新しい答えが見えてくる。G.G.佐藤さんのサウナ論は、そんなヒントを与えてくれた!
プロフィール

G.G.佐藤(じーじー・さとう)
1978年生まれ、千葉県出身。西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズで長打力のある外野手として活躍。2008年の北京五輪では日本代表に選出。2011年に現役引退後は、野球解説や講演活動、さらには経営者としても挑戦を続ける。近年はサウナにドハマりし、仕事や人生に効く“ととのい方”を模索中。
取材場所

azabu sauna TENQOO
今回の取材は、麻布十番にあるプライベートサウナ 「azabu sauna TENQOO」 にて行われた。都心とは思えない静けさと、ラグジュアリーな個室空間が特徴のプライベートサウナだ。人目を気にせず“ととのう”ことができる特別な環境で、G.G.佐藤さんは「逆境とサウナの相関性」について熱く語ってくれた。
ホームページ:https://azabu-tenqoo.jp/