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世界遺産の地で「禅×サウナ」の新たな体験!Temple Hotel 大泰寺で禅サウナリトリート提供開始

by furosauna

世界遺産・熊野古道沿いにある和歌山県那智勝浦町のTemple Hotel 大泰寺にて、フィンランド式本格薪サウナと禅問答を組み合わせた新たな滞在プラン「禅サウナリトリート」の提供が2025年4月25日より開始した。

心と身体を整える「禅サウナリトリート」

禅サウナリトリートは、フィンランド式の本格薪サウナ「龍蒸庵(りゅうじょうあん)」でじっくりと身体を温めた後、研ぎ澄まされた感覚の中で禅問答に向き合うという新しいコンセプトのリトリートプログラムである。禅問答とは臨済宗において坐禅修行の中心となる対話のことで、自らの心の「とらわれ、かたより、こだわり」に気づくことを目指す。

大泰寺住職の西山十海氏は「坐禅の目的は、不安や悩みを取り除き、心安らかな状態に至ること。サウナは、そのこころのあり方を感じ取る入り口として、坐禅の魅力に触れるきっかけになる」と語る。同氏はまた、近年お寺と人々の間に距離ができていることを懸念し、「お寺はお坊さんの家ではなく、みんなのもの」として、サウナ体験を通じて心の拠り所としてのお寺を再認識してほしいと考えている。

サウナシュラン受賞デザイナーが手がける「龍蒸庵」

サウナの設計・デザインは、サウナシュランを受賞した株式会社アーティストリーの大西功起氏が担当。大西氏は「西山住職の訪れる方々の心身を癒す『禅×サウナ』への熱い想いを受け、大泰寺さんでしか味わえない唯一無二の体験価値を考えた」と語る。本場フィンランドの精神を意識しつつも、単なる模倣ではなく大泰寺独自のオリジナリティを追求したデザインとしている。

大西氏はフィンランド大使館認定サウナビルダーWSの第一期修了生であり、3D木工という新ジャンルを開拓しながら、サウナ業界に新しい風を吹き込む活動を行っている人物である。

大泰寺 住職 西山十海 氏
株式会社 アーティストリー 大西功起 氏

リトリート体験の流れ

リトリート体験は、まず薪サウナでじっくりと身体を温め、その後冷たい水風呂に浸かることで、心身ともにリフレッシュする。その後、休憩スペースでリラクゼーションの時間を過ごし、禅問答へと移行する。これは一連の流れを通して、日常では味わえない深い自己との対話を可能にする特別な体験となっている。

オプションとして早朝の坐禅や朝がゆ体験、写経なども体験できるプランも用意されており、より深く禅の世界に触れることができる。

熊野古道という世界遺産の地に誕生した「禅サウナリトリート」は、サウナブームの中でも禅の知恵と組み合わせることにより、単なる身体的なリフレッシュを超えた心の深い癒しと気づきをもたらす新たな体験として注目を集めている。


サービス情報 

施設名:Temple Hotel 大泰寺
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
提供開始日:2025年4月25日
Webサイト:https://oterastay.com/daitaiji/zensauna-premium/

【スタンダードプラン(禅サウナ付き・素泊まり)】 

内容:1泊2日の宿泊、フィンランド式本格薪サウナ・龍蒸庵、セルフ禅問答
料金:28,000円~ / 人 (時期によって変動)

【プレミアムプラン】 

内容:1泊2日の宿泊、フィンランド式本格薪サウナ・龍蒸庵、住職との禅問答・坐禅・食事(朝食・夕食)
料金:100,000円~ / 人(時期によって変動)

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