サウナの新しい楽しみ方が広がる中、大阪の人気温泉施設「ユートピア白玉温泉」にて、近畿大学大学院生の起業家が手がけるつけ麺専門店「つかる、つける。」が2024年9月21日にオープンする。この新店舗は、サウナ後の食事、いわゆる「サウナ飯」にフォーカスした店舗で、サウナーや温泉ファンの注目を集めている。
「サウナ飯」とは、サウナで大量の汗をかいた後に食べることに最適化された食事のことで、リフレッシュした体に必要な栄養素を補給しつつ、味覚を満たすことが求められる。ユートピア白玉温泉は、サウナや銭湯としての機能だけでなく、コワーキングスペースも併設していることから、多くの利用者に親しまれている施設。そのユートピア白玉温泉に新たに登場する「つかる、つける。」は、サウナ飯をコンセプトに、サウナ後の味覚を満たす4種類のつけ麺を提供する。
つけ麺専門店「つかる、つける。」のこだわり
この「つかる、つける。」は、株式会社やるかやらんかが運営し、代表を務める近畿大学大学院の西奈槻氏が、サウナ後に最適な料理としてオープンするつけ麺専門店。西氏がサウナ飯としてつけ麺を選んだ理由について「サウナの『つかる』とつけ麺の『つける』の語感が面白く、また塩分と深い味わいが失われたミネラルの補給に適しているため」と説明する。また、つけ麺を「桶」に入れて提供するスタイルもユニークで、温泉の雰囲気をさらに引き立てている。
メニューには、白玉つけ麺、麻辣つけ麺、柚七味つけ麺、チーズつけ麺の4種類があり、いずれもサウナ後の敏感な味覚に合った濃厚な味付けが特徴だ。例えば、麻辣つけ麺はスパイシーな麻辣の風味がサウナで引き締まった体に刺激を与え、一方で柚七味つけ麺は柚子の爽やかな香りと七味のピリッとした辛さがバランスよく調和する。他にも、サイドメニューとして餃子も提供されており、より一層の満足感を提供している。
起業家精神と学生支援の融合
「つかる、つける。」の立ち上げには、近畿大学大学院での学びと起業家精神が大きく影響する。運営会社である株式会社やるかやらんかは、若者の選択肢を広げることをビジョンとして掲げ、これまでにも麻婆豆腐ラーメン専門店「すするか、すすらんか。」をはじめとした様々なプロジェクトを手がけてきた。今回の新店舗オープンに際しても、近畿大学の学生たちに向けて、ユートピア白玉温泉のコワーキングスペースを2時間無料で開放するなど、学生の起業活動を積極的にサポートしている。
サウナと食の新しい体験を提供
「つかる、つける。」のオープンにより、ユートピア白玉温泉はサウナ愛好者にとってさらに魅力的なスポットとなることは間違いない。サウナで体がととのった後、濃厚な味わいのつけ麺を楽しむことで、リラックスした時間をさらに特別なものに変えることができる。この取り組みは、単なる食事提供にとどまらず、サウナ文化の新しいトレンドを作り出す可能性を秘めている。
サウナで汗を流し、つけ麺で体を満たす——この一連の体験が、「つかる、つける。」を訪れる理由となるだろう。サウナファンや食通の方々にとって、ぜひ訪れて体験してほしい新スポットの誕生だ。
ユートピア白玉温泉
〒536-0016 大阪府大阪市城東区蒲生2丁目7−36