
島根県松江市の中心部・天神町商店街に、日帰り利用も可能な本格サウナ付き温泉宿泊施設「天然温泉 湯屋天神」が2026年春にオープンする。運営する山陰中央テレビジョン放送株式会社は本日、施設のティザーサイトとロゴデザインを公開した。
この新しいサウナ施設は、商店街の再活性化を目的として開発。天然温泉と本格サウナを完備し、観光客からビジネス利用者まで幅広いニーズに対応する複合施設として注目を集めている。
サウナ愛好家必見!商店街全体をサウナ体験の舞台に
湯屋天神の最大の特徴は、施設単体ではなく商店街全体を巻き込んだ新しいサウナ体験の提供だ。コンセプトは「まちごと湯ったり、商店街にひたろう。」
施設では夕食を提供せず、利用者には商店街や周辺の飲食店を利用してもらう仕組みを採用。サウナで汗を流した後の楽しみとして、地元グルメを堪能できる「サ飯」(サウナ後の食事)体験を商店街で楽しめる設計となっている。
温泉とサウナで心身を解きほぐし、商店街のあたたかさにひたる。これまでにないまち歩き体験を通じて、日本一ひたれる商店街を目指すという。

サウナ好きも満足の多様な宿泊プラン
宿泊施設は計38の客室・ベッドを用意。内訳は以下の通りだ:
- ダブルルーム:8室
- ツインルーム:1室
- ドミトリー:29床
観光やビジネス利用はもちろん、サウナ愛好家同士の交流を促進するドミトリータイプも充実。近郊住民が飲み会後に気軽に宿泊できるプランの提供も予定しており、サウナ文化の裾野拡大にも貢献する見込みだ。
BEAMSが監修!話題性抜群のサウナ施設ブランディング
注目すべきは、施設のロゴとスタッフウェアを手掛けるのがセレクトショップ大手・株式会社ビームスの「BEAMS DIRECTORS BANK」チームということ。デザインは、アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザイナーを務めたハイロック氏が担当している。
オフィシャルキャラクターは「いつも湯気をまといながら、訪れる人々の心と体をぽかぽかに温めてくれる存在」として設計。ちょっぴりおっちょこちょいだが憎めない表情と、湯けむりに包まれたふくよかなシルエットが特徴的だ。
キャラクターの名称は、山陰の子どもたちを対象に公募予定。地域密着型のサウナ施設として、住民参加型の取り組みも展開していく。






江戸時代から続く商店街に新たな温浴文化
天神町商店街は江戸時代から白潟天満宮の門前町として栄えた歴史ある地域。商店が軒を連ね、にぎわいが絶えない場所だった。しかし、病院や郵便局の移転、大型ショッピングセンターの進出により人の流れが減少し、一時は衰退に直面した。
しかし令和に入ってから土曜夜市の復活や新規出店など、活動が活発化。湯屋天神は、江戸時代以降の記録をさかのぼる限りこの天神町には無かったという温浴施設として、先人が紡いできた歴史を受け継ぎながら新たな息吹をもたらす。
山陰中央テレビジョン放送株式会社の田部長右衛門代表取締役社長は「白潟・天神の街づくりには、やはり中心となる集客施設が必要だと考えていた。『この場所には温泉が湧くのではないか』とビビッと来て試しに掘ってみたところ、見事に出た。その瞬間、迷うことなく”湯屋”にしようと決めた。商店街活性化の新たなモデルとして、広く愛される湯屋を目指す」とコメントしている。
最新情報はティザーサイトで
本日公開されたティザーサイトと公式SNSでは、オープンまでの期間中、追加情報やイベント告知を順次更新予定。サウナ愛好家は要チェックだ。

天然温泉 湯屋天神
所在地:島根県松江市天神町129
オープン:2026年春
ティザーサイト:https://yuyatenjin.com/