
沖縄のサウナ文化に新たな風が吹き込まれる。星野リゾートが運営するBEB5沖縄瀬良垣では、2025年9月1日から11月30日まで、紅芋と一緒にサウナ体験を楽しむ「ととの芋」を初開催する。この斬新な企画は、自身がバレルサウナで「ととのう」体験をしながら、同時に紅芋を専用サウナで焼き芋に仕上げるという、これまでにないサウナ体験である。
沖縄限定の紅芋をサウナで調理する革新的アイデア
紅芋は沖縄の特産品でありながら、県外にそのまま持ち出すことができない貴重な食材だ。この制約を逆手に取り、BEB5沖縄瀬良垣では沖縄でしか味わえない特別な体験として「ととの芋」を企画した。
この体験の核となるのが、紅芋専用に設計されたサウナである。専用サウナに紅芋をセットし、じっくりと温めた後に仕上げのロウリュを行うことで、ホクホクで美味しい焼き紅芋が完成する仕組みだ。利用者には「ととの芋の指南書」が用意され、美味しい焼き紅芋の作り方を学ぶことができる。

バレルサウナで最高のコンディション作り
参加者は紅芋を調理している間、バレルサウナで自身の体を温める。このサウナは最大100℃まで調整可能で、16℃から18℃の水風呂も完備されている。バスタオルやインフィニティチェアなどの設備も充実しており、快適なサウナ体験を提供する。
体がベストコンディションに「ととのった」タイミングで、紅芋も同様に最高の状態に仕上がるという絶妙な設計である。この同期性こそが「ととの芋」の最大の魅力と言えるだろう。

栄養満点の究極のサ飯セット
サウナ体験の後は、焼きたての紅芋と黒糖ミルクを組み合わせた「ととの芋セット」を味わえる。紅芋はビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含み、サウナで失った栄養素を効率的に補給できる理想的なサ飯である。
黒糖ミルクに含まれる牛乳は、カルシウムやたんぱく質などの栄養素が豊富で、芋類の甘さを引き立てる効果もある。栄養面と味覚面の両方で相性が良い、まさに究極のサ飯セットと言える組み合わせだ。

期間限定の紅芋カフェメニューも登場
「ととの芋」期間中は、紅芋やあかね芋をふんだんに使用したカフェメニューも期間限定で提供される。秋を感じるカラフルな見た目や体験型のスイーツなど、SNS映えする4種類のメニューが用意される。
メニューには「盛れる!2色のうむモンブラン」「スイーツうむピッツァ」「2色のうむジェラート」「うむラテ」がラインナップされる。「うむ」は沖縄の方言で「いも」を意味し、沖縄らしさを演出している。

この革新的なサウナ体験は、沖縄だからこそ実現できる特別な企画である。県外持ち出し不可という制約を活かし、地域資源を最大限に生かした取り組みとして注目を集めそうだ。サウナ愛好家だけでなく、沖縄の食文化に興味がある人にとっても見逃せない体験となるだろう。
BEB5沖縄瀬良垣 by 星野リゾート
- 所在地:〒904-0404 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1860-4
- 電話:050-3134-8098(星野リゾート予約センター)
- 客室数:105室
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:11:00
- 料金:1泊9,000円〜(2名1室利用時1名あたり、税込、食事別)
- アクセス:那覇空港から車で約60分、空港送迎リムジンバス(有料)で約70分
「ととの芋」詳細情報
- 提供期間:2025年9月1日〜11月30日
- 販売時間:15:00〜20:00
- 予約:当日予約制(1時間ごとの交代制)
- 料金:1組1,500円(税込)〜
- セット追加:紅芋、黒糖ミルクのセット700円
- サウナのみ利用:無料
- 場所:バレルサウナエリア