
2025年7月8日、銭湯利用者の体験をサポートするスマートフォンアプリ「銭湯行くよ」が正式リリースされた。第一弾として大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する220軒の銭湯に対応し、銭湯ファンがより気軽に、より便利に銭湯とつながることができるアプリとして注目を集めている。
近年、若者や外国人観光客の間で銭湯文化への関心が再燃している。しかし、営業時間や設備などの情報がまとまっておらず、初めての利用者にとってハードルが高い一面があった。同アプリは、こうした課題を解決し、地域の銭湯をもっと身近に感じてもらうことを目的として開発された。
充実した機能で銭湯体験をサポート
「銭湯行くよ」の主な機能は以下の通り。
銭湯検索機能では、現在地や地域、条件(サウナ付き・露天風呂ありなど)から店舗を簡単に検索できる。よく行く銭湯をブックマークできるお気に入り登録機能も搭載している。
特に注目されるのがゆ印帖(デジタルスタンプカード)機能だ。アプリ内で各銭湯にチェックインする形でスタンプを集めることができ、銭湯めぐりの楽しさを演出している。
店舗詳細情報では、営業時間・設備・定休日・写真などの情報を掲載。銭湯日記機能では、訪れた銭湯の思い出を自分だけの日記として、文章や写真を記録できる。
さらにクーポン配布機能により、アプリ内でクーポンを配布し、対象銭湯での特典や割引を提供する。
大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合との連携で220軒が参加
本アプリのリリースにあたり、第一弾として大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合の協力のもと、大阪市を中心とした220軒の銭湯が参加している。今後は他府県との連携も視野に、対応エリアを順次拡大予定だ。
銭湯は「思い出がいっぱいある。人が触れ合えるあたたかい場所」として、地域の文化として根強い人気を誇る。この文化を守り、活性化させるためには、地域の銭湯とお客様をつなぐ新たな方法が必要である。本アプリを通じて、銭湯に足を運ぶ楽しさを広げ、地域の銭湯がもっと多くの人々に利用されるようにサポートしていく。
今後の展望とキャンペーン実施
今後は、銭湯での来店者向け特典の提供や、試供品・サンプリングの実施など、リアルな場と連動した体験を拡充していく。また、外国人観光客に向けた多言語対応の強化、銭湯店舗からの直接的な情報発信機能の充実などを進め、銭湯とお客様のつながりをより深めていく予定だ。
アプリリリース時には、アプリのインストールおよび初回ログインをした方に、特典としてクーポンを配布するキャンペーンを実施予定である。対象銭湯についてはアプリ内で確認できる。
「銭湯行くよ」公式サイト:https://sento-ikuyo.com