
能登半島地震からの復興が続く石川県七尾市・和倉温泉に、サウナ特化型ホテル「(仮)HOTEL ZEN SAUNA RESORT –和倉–」が2026年12月に開業する予定だ。手掛けるのは、商業用不動産事業に特化した総合不動産サービス企業・株式会社ゼン・ランド。被災により事業停止した旧ホテル十番館を取得・再生し、サウナと温泉の複合ウェルネス拠点として蘇らせる。
被災した老舗宿を、サウナで再生する
2024年1月1日に発生した能登半島地震は、開湯1200年の歴史を誇る和倉温泉に甚大な被害をもたらした。全宿泊施設が休業を余儀なくされ、震災から2年以上が経過した現在も、営業を再開できた施設は半数に届いていない。廃業に追い込まれた旅館も複数ある。
旧ホテル十番館もそのひとつだ。七尾湾を望む全22室の宿として2005年に開業し、長年にわたり地域に親しまれてきた。しかし、コロナ禍での業績悪化に加え、能登半島地震による被災と代表者の体調不良が重なり、やむなく事業停止に至った。株式会社ゼン・ランドは、この建物を破産管財人より取得。単なる不動産取得ではなく、「場所の記憶を活かした再生」として位置づけている。
サウナと能登の食でととのう、新しいウェルネス体験
本施設のコンセプトは、「ウェルネス・デスティネーション」だ。開湯1200年の歴史を持つ和倉温泉の既存施設と競合するのではなく、協調・共存しながら地域全体の魅力を底上げすることを基本方針とする。
宿泊者には、本格サウナによる「ととのい」体験を提供。さらに、能登の食材を活かした時間帯別リカバリーフードも用意する。また、日帰り利用にも対応し、地域に開かれたウェルネス拠点として運営される予定だ。サウナ目的で能登を訪れる新たな旅行者層の獲得が期待される。
復興の「熱源」として、地域と共に歩む
株式会社ゼン・ランドはこれまで、東京・渋谷を拠点に店舗物件の仲介事業を展開してきた。同社は「商業用不動産の力で活気ある社会と新たな街文化を創る」ことを使命として掲げており、その力を能登の地で発揮することが今回の事業の動機だという。
「温泉街復活の熱源のひとつになりたい」という言葉が示すように、同社は単なる施設再生にとどまらず、地域経済への貢献を強く意識している。訪れる人に安らぎを、働く人に生きがいを、そして地域全体に経済的な活力をもたらす拠点として、この場所を再生させる決意だ。
能登の豊かな自然と文化を未来へつなぐウェルネスサウナホテルとして、「(仮)HOTEL ZEN SAUNA RESORT –和倉–」の2026年12月開業が待たれる。

ジュリ
いや、これはマジでヤバい案件。被災した旧旅館をサウナホテルとして再生するってだけでも熱い話なのに、舞台が「開湯1200年・和倉温泉」って最高すぎる。復興応援でサウナファンが集まれば、温泉街全体の再生にもつながる。開業まで目が離せない。
HOTEL ZEN SAUNA RESORT –和倉–(仮)
- 所在地:〒926-0175 石川県七尾市和倉町6-6-5
- 客室数:全24室(うちサウナスイート3室)
- 施設構成:
- 1F:男性専用サウナエリア
- 2F:女性専用サウナエリア・宿泊者専用ラウンジ・フロント
- 3〜5F:客室
- 開業予定:2026年12月
- 事業資金:総額約6億円(のと共栄信用金庫からの借入および自己資金)
- アクセス
- JR七尾線「和倉温泉」駅より車で約5分
- 能越自動車道「和倉IC」より約5分
- のと里山空港より車で約50分