
癒やしから健康づくりの拠点へ
沼津・湯河原温泉 万葉の湯が、2025年11月19日に「温泉利用プログラム型健康増進施設」として厚生労働大臣の認定を受けた。この認定は静岡県内では初めてだ。
これにより、同施設は「癒やしの温浴施設」から「健康促進型の温浴施設」へと変貌を遂げる。すでに始動している「万葉健康促進プロジェクト2025」を、さらに加速させていく方針だ。
認定制度の概要
「温泉利用プログラム型健康増進施設」は、治療目的ではなく一般利用者の健康維持・健康寿命延伸を目的とした施設である。したがって、認定には厳格な要件が設けられている。
具体的には、温泉を中心とした健康促進プログラムの提供、設備・維持管理体制の整備、温泉入浴指導員の常駐、医療機関からの助言を受けられる体制などが必要だ。これらの複数要件を満たした施設のみが認定される。

三位一体の健康促進プログラム
万葉の湯では「温泉×運動×リラックス」を組み合わせた独自のプログラムを展開している。その一方で、継続的な利用を促す工夫も凝らされている。
これまでの取り組みには、温泉とウォーキングや健康体操を組み合わせたプログラムの提供がある。また、チェアヨガなどのウェルネスイベントを継続開催し、ワットバイクも設置した。
さらに、健康的な食事の提供や、健康的な入浴方法の案内も実施している。加えて、近隣医療機関との連携体制も構築済みだ。

地域と連携した万葉の湯の健康づくり
沼津市健康づくり課とのタイアップイベントも開催している。その内容は、体組成計測や健康講話などだ。
従業員の専門知識向上にも力を入れている。現在、入浴指導員3名、入浴検定取得者9名を擁する。入浴指導員による情報発信として「万葉おじさん」のブログも運営中だ。
2026年は「お風呂の年」
全国温浴施設協会などで構成する実行委員会が、2025年11月26日の「いい風呂の日」に重要な発表を行った。それは、2026年を「お風呂の年」として日本記念日協会に登録したことだ。
「026(お・ふ・ろ)」の語呂合わせに基づくこの取り組みは、温浴施設・銭湯・サウナ業界が連携して推進する。万葉倶楽部株式会社の高橋理社長は、全国温浴施設協会の副会長を務めている。
2026年の「万葉の湯」展開予定
同施設では2026年に「温泉×健康」をテーマにした各種イベントを予定している。まず、体験イベントや測定会を実施する。
チェアヨガやワットバイクの活用、健康志向の食事提供は継続だ。それに加えて、新たな取り組みも計画されている。
具体的には、芸人パーソナルトレーナーによる健康体操がある。さらに、医療機関とのタイアップイベント、サウナの健康的な入浴法なども順次開催予定だ。詳細は決まり次第、公式サイトおよび館内で告知される。

新たな価値の創造
同施設は「ただの温浴施設」から脱却し、「健康のために通う施設」という新しい価値を提供する。これにより、利用者の健康促進・健康寿命延伸のきっかけづくりの場となることを目指している。
沼津・湯河原温泉 万葉の湯
| 所在地 | 静岡県沼津市岡宮1208-1 |
| 営業時間 | 24時間営業 (朝8:00~10:00は大浴場清掃のため入浴不可) |
| 休館日 | 年2回(メンテナンスによる臨時休館日あり) |
| 利用料金(大人・中学生以上) | 平日1,900円/土日祝日2,400円 |
| 利用料金(小学生) | 平日800円/土日祝日1,100円 |
| 利用料金(幼児・3歳以上) | 平日600円/土日祝日700円 |
| 利用料金(3歳未満) | 無料 |
| 公式サイト | https://www.manyo.co.jp/ |