
強羅花壇は2025年8月、箱根の大自然に抱かれた新たな客室「別邸 東雲(しののめ)」を開業した。約250㎡の広大な空間に、プライベートサウナをはじめとする極上の設備を備えた、同館を代表する最上級の客室だ。
サウナ愛好家も唸るプライベートサウナ完備
「別邸 東雲」最大の魅力は、客室内に設置されたプライベートサウナ。完全個室のドライサウナは、他の利用者を気にすることなく、静寂の中で心身を整えることができる贅沢な空間となっている。
水風呂や外気浴スペースも完備しており、箱根の豊かな自然を感じながら、本格的なサウナ体験が可能だ。外界から完全に切り離されたプライベート空間で、心は自然と整っていく。

枯山水庭園を望む絶景ロケーション
客室名の「東雲」は、夜明け前のかすかな光が空に広がり始める美しい一瞬を指す言葉。この幻想的な時間帯に現れる石庭と箱根の稜線が織りなす光景を、完全プライベートの空間でゆったりと堪能できる。
客室からは季節や時刻によって豊かに表情を変える枯山水式の石庭を望み、その奥には箱根の山並みが穏やかに連なる。東雲の時刻には、やわらかな朝焼けが庭全体を包み込み、サウナ後の外気浴時間をより特別なものにしている。

専属シェフによるライブキッチンも魅力
254㎡の室内には、サウナ以外にも強羅花壇のこだわりが詰まった特別な設備が揃う。専属料理人が厳選した旬の食材を使用し、懐石料理を目の前で一皿ずつ丁寧に仕上げるシェフズキッチンを完備。豊かな箱根山の養分を受けて育った野菜や駿河湾の海の幸を、音や香りと共に味わえる。
源泉かけ流しの展望石風呂では、大文字山と石庭の風景が朝・昼・夕と刻々と移り変わり、湯浴みの時間をより豊かなものにしている。柔らかな肌触りの弱アルカリ性単純温泉が、サウナと合わせて深いリラクゼーションへと導く。

和の精神が息づく8畳の和室
8畳のシンプルなデザインの和室も設置されており、日本人の琴線に触れる心安らぐ空間となっている。一服の茶をいただく余白の時間が、日本の美意識を再確認し、サウナで整えた心をさらに静めて精神を整えるひとときをもたらす。
最大6名まで宿泊可能で、ツインベッドと布団の組み合わせにより、家族や友人同士でのプライベートサウナ体験も楽しめる。

ルレ・エ・シャトー加盟の由緒ある宿
強羅花壇は1948年創業の由緒ある宿で、閑院宮家が避暑地の箱根に建てた別邸を歴史的背景に持つ。1992年にホテルレストラン協会「ルレ・エ・シャトー」に加盟し、2024年にはアジア初のミシュランキーで最高位を獲得した実績を誇る。
大自然に囲まれた国立公園内に位置し、約6千坪の広大な敷地には個性豊かな全41室の離れや客室を備える。相手を思いやり調和を重んじる「和心」を尊ぶ宿として、日本文化を世界に伝える使命を担っている。
プライベートサウナという新たな価値を提供する「別邸 東雲」は、サウナ愛好家はもちろん、特別な滞在を求める全ての人にとって、忘れがたい体験となることは間違いない。
別邸 東雲
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300